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【特集】新型コロナ感染拡大で保健所業務ひっ迫 群馬県内の現状と対策は(21/09/15)

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新型コロナウイルスの感染の第5波で群馬県内の保健所業務はひっ迫しました。保健所の現状と新たに設置された健康観察センターを取材しました。

前橋保健所では現在、通常の2倍程度35人体制で業務にあたっています。前橋保健所管内では先月、これまでで最も多い775人の感染が確認されました。1日の感染者が40人を超える日もあり健康状態や行動履歴の確認濃厚接触者の把握に追われました。9月に入り感染者数は落ち着きを見せ始めましたが引き続き感染対策は徹底してほしいと訴えます。

こうした保健所業務の負担を軽減しようと県は先月、「健康観察センター」を立ち上げました。センターの主な業務のひとつが自宅療養者の健康観察です。現在、自宅療養をしている人は140人います。1日1回の電話連絡のほかネットワークシステムを活用して療養者自身に体調などについて報告してもらい健康観察の効率化を図っています。

自宅療養者には血中の酸素飽和度を測るパルスオキシメーターと体温計を貸し出しています。また、希望者には食料品や日用品などを配送していて感染が判明した翌日には発送できる体制を整えています。

県では宿泊療養施設の確保も順次進めていて自宅療養は縮小する方針です。しかし今後、感染が再拡大することも見据えてセンターの体制もあわせて強化します。


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